2009-01-01から1年間の記事一覧

双子座流星群

観察しました。寒くて限界。

今年一番の名文句

「ネガティブを ポジと思えば 先見える。」

たまには奇麗な音楽でも

#えりっくさんは、正直苦手。

嘘を含んだ情報ほど役に立つ

かって、チャートとか国試内科学、あるいは STEPとかいう書物があった。 「おまえら、あんな嘘ばっかりの本を読むのか」既に医者になった先輩方に嗤われた。 「国内読むくらいなら、朝倉よめよ」 たしかにそう思う。今ならハリソン原書読めよ、と真剣に思う…

魚心あれば水心

2009-12-05 神戸の新型ワクチンを巡るちょっとしたお話 2 http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20091205 非常に興味深い話。 このところ踏んだり蹴ったりの開業の先生方が、行政から上手い事使われようとして、拒否反応がすごい。 上手くおだてておれば、緊急なら…

疑問

以前も書いた事だが http://d.hatena.ne.jp/haohao_x/20091114/1258210335 12月になっても、新型インフルエンザのワクチンが全然現場に回ってこない。 各医療機関で要望数を県なりに出すらしいのだが、回ってくるのはその約40%弱らしい。いくつかの医療機関…

整形と形成の違い

整形外科は医学の中では比較的新しい部門で、教室として成り立ったのは戦後だと大昔に聞いた。 大学時代、整形外科の授業は今ひとつ面白くなかった。骨切り術とかの講義を受けても今ひとつピンと来なかった。早期診断されなかった先天性股関節脱臼やら臼蓋形…

崖の上の日本医療

漢方医療が危ない!?事業仕分けに疑問続出 http://www.news.janjan.jp/government/0911/0911143150/1.php小生は東洋医学を正式に学んだわけではない。あくまでも本業の傍らに使用して来た門外漢である。 その有効性を明らかに感じ、愛用している薬を上げる。…

医療の透明性と経済と

ある企業で、事務室なりバックヤードが外から丸見えの建物が建った。最初風通しが良いと評判だったのだが、従業員から異様なストレスと疲労感を訴える者が続出して、職場の雰囲気が悪化。遂にはガラスにスモークが張られたという。最近目につくのは「今一番…

久々にマジ切れです

現状で公的病院の大半が赤字なわけで、 例え病院の診療報酬を10%上げたとして(有り得ない話なんですが) 勤務医の給料がそれに見合って上がる事は有り得ません。 だから、今の議論が医療崩壊を防ぐ等というのは詭弁です。 ただの恐怖政治です。 おまけに、…

素敵な財務副大臣様

http://s02.megalodon.jp/2009-1122-0029-17/www.asahi.com/health/news/TKY200911200360.html 「医師だけ高止まり」 診療報酬引き下げ、予算に反映へふふん。そんな記事で勤務医が勇気100倍アンパンマンになるとでも。まにゅなんちゃらって、どこへ行ったの…

救急受け入れ100%を可能にする条件

1)2次3次救急病院で、救急対応の病床の稼働率を無視する事。その経済的裏打ち 2)正当な理由による、患者受け入れの拒否権を当直医に与える。例えば、アルコール常習者、救急車要請常習者など。 3)夜間救急担当医の翌朝以降の就労免除。あるいは夜間は…

老人の暗いまなざし

今日、大先輩と飲んでいた話。なぜ、あの戦争を1年早く終わらせられなかったのか。 あの1年で、死ななくてよかった多くの人材を喪った。 とりあえず、日本は復興したが、その過程で多くの禍根を残した。 それが今我々や若い世代に襲いかかっているのではな…

新型インフルエンザワクチンはいずこに?

現在勤めている診療所が比較的小規模の為か、新型のワクチンをとんと見ない。 看護師に聞いたら、2週間前に数本入った切り。 来週に数本入る予定だが、その後は12月まで入荷予定は無いらしい。 最近患者さんからの問い合わせが多いし、中には「最優先」の証…

報道カメラマンというお仕事

昔、30年ほど前、あるカメラマンから聞いた話。報道の取材現場では場所の取り合いでかなり醜悪な状態になる。 水面下の足は蹴り合い。 カメラのフードは小突き合いでベコベコになる。 彼らの心理としては、他のカメラマンより良い画を撮影することが 生き残…

季節性インフルエンザ・ワクチンが足りない。

http://s03.megalodon.jp/2009-1105-1645-22/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091105-00000720-yom-soci当地でも、ワクチン接種を求めて親子連れが動いている。概して高齢者の反応が鈍いのが気がかりだ。 季節性インフルエンザがさほど脅威ではない20−50代…

医者にとっての生き甲斐

医者にとっての生き甲斐はお金なのか?地位なのか? 別に感謝を求めて仕事をしている訳ではない。 世の中とは不思議な物で、本当に大事なきつい仕事をしている人が、それに見合った報われ方をしていないのは往々であります。何年か前、医師の開業条件に僻地…

最近のインフルエンザ関係

季節性インフルエンザは、咽頭など上気道で増えるが、新型インフルエンザは、肺胞とか下気道で増殖するらしい。 厳密には肺胞2型上皮細胞。 新型ウイルスは、元は鳥のウイルスなので、高温で増殖しやすい。 ワクチンは、感染予防ではなく、重症化予防。 輸…

新型の予防接種の情報不足

新型インフルエンザの予防接種が動かない。 一応小生は、勤務先で外来業務に携わっているので、他人事ではない。 今日もfluAの患者さんが数名いらっしゃった。 勤務先で新型ワクチンの接種を受けられる話となっているのだが、どんどん予定が延びている。 当…

アンパンマンと特攻隊

善を為す者は自らを犠牲にする事を厭わない。この国に伝わる美学である。 さて、アンパンマンの歌詞が異様に暗いのが以前より気にはなっていたのだが、意識の水面下だった。http://d.hatena.ne.jp/derorinman/20070131/1170259999アンパンマンとは、もとはれ…

文化の相違

かって、オリンピックで、ドゥイエと篠原の対戦のあと、篠原が「自分が弱かったから負けた」と発言したことがあった。 フランスのマスコミは「篠原は負けを認めたじゃないか。ドゥイエの勝利は正当だ。」と、まくしたてた。 別に自分は柔道に詳しい訳でも自…

不幸を産むシステム

実際の所、新しい物なんてなにもない。 今までの政治の骨組みが変わったから新鮮な驚きをもって受け入れられているだけだ。 社会は完全にひっくり返った様に見えるけど、勤務医の絶望は変わらない。結局は昔ながらのやり方で物事は流れていくのだろう。 表面…

3万アクセス御礼

小生にとっては、気の遠くなる様な数字です。 有り難うございます。 いつまで続くか分かりません。 この国の医療が良くなったら、書く事も無いのでしょうけどね。。。

すばらしき英国医療

http://hospitalnotes.blogspot.com/いつもお世話になってます某ブログで発見した、イギリスの病院食の実態。 バラクって奴がアメリカにNHSを作ろうって、まあおれっちの病院食を見に来て、国営医療の現実を知れって言うの。 まったくブタ箱の飯の方がましだ…

ただ一つ望む事

それは、勤務医師が、世間並みの定年年齢まで、誇りをもって働けるということ。小生は過去、涙を流しながら去っていく勤務医を見て来ました。 辛い思いをして、薄い給与で公的病院に長く勤めても、若い優秀な医者が来ると居場所が無くなり、簡単に肩たたきさ…

何故医療は崩壊したのか?

地方での医療の中心は自治体病院である。採算の取れない僻地では尚更である。 小生、あまり政治の話はしたくない。 ただ、病院内で村意識を横行させ、医師の足を暗に引っぱっていた人たちがいないとは言わない。 当たり前に仕事をしていても「こいつは沢山給…

アメリカ医療と皆保険制度

http://www.city.hiroshima.med.or.jp/hma/tayori/200505/200505-41.pdf 家護谷泰秀先生という方がアメリカ医療について解説されています。 現在オバマが無保険層を皆保険で救済するため必死の努力を続けています。人道的には極めて正しいあり方ですが、大多…

ちょっとこれは感動した

何度か拝見させて頂いております、登山家の産婦人科先生がすごいことを成し遂げたようです。 http://homepage2.nifty.com/gynealp/ 婦日の山と仕事報告 呼吸不全の患者さんは多々見て来ましたが、酸素流量2Lと3Lで生死を分ける世界って、、普通なら諦める…

山で吹かれりゃよ

北海道大雪山系で悲惨な事故があったようだ。 森林限界を超えた条件では、本州の秋山くらいのイメージは必要だったのかもしれない。 雨と強風は容赦なく体温を奪い、筋肉は強直し、たちまち行動不能となる。ましてや60台の高齢者が主体のパーティーである。 …

画期的??

http://s03.megalodon.jp/2009-0714-0021-08/www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-9938.htm県立奈良病院勤務医師の時間外労働裁判の判決について 知事殿のコメントが興味深いです。 勇気あるお医者さんによる画期的な訴訟、とのことですが、「なんで今までお前…