2012-01-01から1年間の記事一覧

広範発達障害のピアニスト

野田あすかさんという方ですね。 腕にはリスカのあとがいっぱい。 二次障害とか、フラッシュバックとか、 たぶんお父さんの話は氷山の一角。 まるで、幼女が成人してしまったかのような人だ。 番組で、ぼろぼろの状態で「亜麻色の髪の乙女」を弾くのだが 不…

研修医がドラマになりにくい時代

先週酷評したドラマですが、1週で評価してもアンフェアかな、と思い、見てしまいました。 今の若手の先生達が何を考えているのか? たぶんドラマ化という視点からは、本職であるはずの我々にも わかりにくいことでしょう。 自分の若手時代、ある先輩が話して…

医療ドラマ雑感

最近、医療系ドラマの脚本の質がひどすぎる。別に医療系だけじゃないけど。 本当に、つまんない。研修医が主役の話を見たけど、本当に酷い。 本物のボーダー系リスカ患者を見たことあるのかしら。 川でおぼれた息子を救う父の姿を見て、医者を目指す話も、ち…

さすがだね

日本脳炎の予防接種後に、学童がお亡くなりになったという。 深く悲しみ、哀悼の念を表じる。 しかし、接種した医療機関名を報じることに何の意味があろう。 流石、m日新聞、と言わざるを得ない。

クジラがひっかかる日

捕鯨について、興味深い歴史的考察をされている方がいた。http://hypertree.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11 http://hypertree.blog.so-net.ne.jp/2011-02-25金子みすゞまで引用されているのが、興味深い。 さらに、金子みすゞの再発見が意外に最近だというこ…

I can chill

中国でいろいろなことが起きている。 日本は平穏そのものだが、がっかりしている人も多いのだろう。 多くは中国の人たちと仲良くできると思っている日本人たちだ。 彼らは知らない。 中国では、毎日、テレビで日本兵が無抵抗な中国の民衆を殺しているのだよ…

ガンダムについて

息子たちとガンダムを見ている。 二男が、オブライトさんのファンで、オムレツさんという。だが、ここ数話は刺激的すぎる。 セハートもフラムもいなくなった。 セリック隊長も。デレクもジョナサンも。 オブライトさんも、我が家ではオムライスさんと渾名が…

村岡正朗医師の話

マスコミやネットで美談として語られることが多い村岡正朗医師だが、 実態は大変なようだ。http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/report/t138/201105/519695.html http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1338819344389_02/news/20120607…

福原の熱戦

福原対オランダのリー ポイントを先取され、勝負あったかにみえたが、そこから驚異の粘りを見せた。 最後は相手のオーバーでゲームセット。 見ているだけで苦しくなる試合だった。 大事なことは「絶対大丈夫」だと信じること。そこからわずかな光明を見出す…

ひーとつ叩けば僧帽弁はふたつ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120711-00000082-jij-soci時事通信さま、おかしすぎます。 聖路加国際病院(東京都中央区)で行われた三笠宮さま(96)の心臓手術は11日午後、無事終了した。 中略 川副医師によると、手術は午後1時38分に始まり、同4時…

負けるもんか

頑張っていれば、いつか報われる 持ち続けていれば、夢は叶う そんなのは、幻想だたいてい、努力は報われない たいてい、正義は勝てやしない たいてい、夢は叶わない そんなこと、現実の世の中では、よくあることだけれど、それがどうした スタートは、そこ…

認知症について

なぜか、小生は認知症患者とかかわりが多い。 一口に認知症といっても、実に様々なタイプが存在する。 最も強烈な例では、物取られ妄想が昂じて、天井にお札を張り付けた方がいた。 天井にヤマト糊でパッチワークのように貼られたお札。 それを見て、彼は安…

今ふたたび日本のがん治療を問う

がん治療というのは難しい がん登録の重要性を訴える番組を見た。(これが肝) ランキング本の問題点とは、チェリーピックングにつながるだろう。 某女性キャスターは「どこの病院にいけば安心なのか?」と語ったが、 放送で語る言葉としては、ちょっと安直…

新渡戸と内村

新渡戸の番組を見た。 松山事件の発端もジャーナリストである。 信頼を確信し得ぬジャーナリストの前で本心を語るのはやめるべきという当然の帰結である。内村の教えを受けた無教会主義が韓国に残っていると知った。 何がしかの自分の生きた証を後世に残すた…

MSは実現可能か?

運動エネルギーは速度の2乗と質量に比例する。 換言すれば、3倍の速度を発揮する機体は9倍の出力のエンジンなりスラスタを有することになる。 有名な赤い機体も、搭載された核融合エンジンは976KWだったわけで、エンジンそのものは機体各部に設けられたモ…

時間外説明の費用

勤務医時代あまり疑問に感じなかったが、患者家族に、夜間休日時間外にアポイントメントを要求されることがある。 その方が自分としても都合良かったりする。なにしろ、平日日中は外来診療や検査で時間が取れない。むしろ夜間や休日のほうがうれいいのだ。 …

医療崩壊の裏側

ある患者さんと話していて感じたこと。 彼は地域の病院の某専門医にかかっていて、不満を感じている。別にその医者は無気力でもないし、世間一般からみれば十分有能ですらある。努力もするし、高いプライドもある。 でも、患者さんは不満を持つわけだ。 患者…

オリンパスの新型機

GWに立ち寄ったカメラ店で、新しいオリンパスのカメラを触ってみました。 思ったより良い感じで、きれいな写真が撮れそうですね。 さて、腹腔鏡検査に入っていた頃、使用するカメラは全てオリンパス製でした。 あまり使いやすいとは思いませんでした。よくピ…

提案

更新される運転免許にICチップ埋める(現在実施中) 自動車に、免許証入れるスロットを作る 免許証を入れないとエンジンがかからない。 車を買い換えた希望者は随時ICチップ入り免許証に変更可能(ここをもう少し柔軟に対応してほしい) 盗難されたり、…

疑問

無免許運転は「危険な状態であると自覚」されるものではないのだろうか。 無免許運転は故意ではないのか? はなはだ疑問です。 by うちの息子、小学生。

悲劇は身近にある

京都で、また悲劇があった。 共通点は、軽自動車がたくさんの犠牲者を出したということ。 数百キロの物体が動けば、殺傷能力をもつということに、余りに無理解であること。 僕たちが変えるべきことは多数ある。 自転車にのりながら、携帯をいじる学生が多す…

37歳で医者になった僕

題名に興味があったので、見てみました。 医者を目指すというのはある意味業だと感じていました。国公立大学医学部に社会人経験者って結構います。で、感想いってみます。 カンファレンスで外国語ダメなんですか?我々はそれをテクニカルタームといいます。…

1年前に起きたこと

感想 もっともっとひどいことになった可能性はあった 体を張って立ち向かった人たちがいた スカベンジしたバッテリーが並ぶ光景の異様さ それで圧力計だけが復活する恐怖 海外メディアは管に一定の評価を与えている 残念ながら、国内メディアは当てにならない

モンド・セレクションと病院機能評価

何気ない話だが、 モンドセレクション、というのがある。 食品関係で、ある一定の品質に達したお墨付きらしい。 それと似たものが、我が業界にも存在する。 病院機能評価、というやつ。無論、病院機能評価は 審査項目が明確化され、 医療の質の向上に役立つ…

レイモンドかく語りき

おしまいの断片たとえそれでもきみはやっぱり思うのかな、 この人生における望みは果たしたと? 果たしたとも。 それで、君はいったい何を望んだのだろう。 それは、自らを愛されるものと呼ぶこと、自らをこの世界にあって 愛されるものと感じること。 Late …

加藤先生の生の声

福島第一原発の報道の度に、あの事件を思い出します。 周回遅れの話ですが、加藤克彦先生の生の声が、ロハスメディアに掲載されています。http://lohasmedical.jp/news/2011/10/13145147.php?page=3なんとも飾らない人柄と感じます。 何よりも、産科臨床の場…

希望の轍

あした、あの日から1年が過ぎる。 泰平の我々の生活を一変させた日から1年が過ぎる。 この1年、そしてこれからも、数多くの困難が訪れるだろう。 多くの希望のメッセージがある。 しかし、現在、我々の最大の恵みであるはずの海、自然を汚し続けている。 そ…