2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

整形と形成の違い

整形外科は医学の中では比較的新しい部門で、教室として成り立ったのは戦後だと大昔に聞いた。 大学時代、整形外科の授業は今ひとつ面白くなかった。骨切り術とかの講義を受けても今ひとつピンと来なかった。早期診断されなかった先天性股関節脱臼やら臼蓋形…

崖の上の日本医療

漢方医療が危ない!?事業仕分けに疑問続出 http://www.news.janjan.jp/government/0911/0911143150/1.php小生は東洋医学を正式に学んだわけではない。あくまでも本業の傍らに使用して来た門外漢である。 その有効性を明らかに感じ、愛用している薬を上げる。…

医療の透明性と経済と

ある企業で、事務室なりバックヤードが外から丸見えの建物が建った。最初風通しが良いと評判だったのだが、従業員から異様なストレスと疲労感を訴える者が続出して、職場の雰囲気が悪化。遂にはガラスにスモークが張られたという。最近目につくのは「今一番…

久々にマジ切れです

現状で公的病院の大半が赤字なわけで、 例え病院の診療報酬を10%上げたとして(有り得ない話なんですが) 勤務医の給料がそれに見合って上がる事は有り得ません。 だから、今の議論が医療崩壊を防ぐ等というのは詭弁です。 ただの恐怖政治です。 おまけに、…

素敵な財務副大臣様

http://s02.megalodon.jp/2009-1122-0029-17/www.asahi.com/health/news/TKY200911200360.html 「医師だけ高止まり」 診療報酬引き下げ、予算に反映へふふん。そんな記事で勤務医が勇気100倍アンパンマンになるとでも。まにゅなんちゃらって、どこへ行ったの…

救急受け入れ100%を可能にする条件

1)2次3次救急病院で、救急対応の病床の稼働率を無視する事。その経済的裏打ち 2)正当な理由による、患者受け入れの拒否権を当直医に与える。例えば、アルコール常習者、救急車要請常習者など。 3)夜間救急担当医の翌朝以降の就労免除。あるいは夜間は…

老人の暗いまなざし

今日、大先輩と飲んでいた話。なぜ、あの戦争を1年早く終わらせられなかったのか。 あの1年で、死ななくてよかった多くの人材を喪った。 とりあえず、日本は復興したが、その過程で多くの禍根を残した。 それが今我々や若い世代に襲いかかっているのではな…

新型インフルエンザワクチンはいずこに?

現在勤めている診療所が比較的小規模の為か、新型のワクチンをとんと見ない。 看護師に聞いたら、2週間前に数本入った切り。 来週に数本入る予定だが、その後は12月まで入荷予定は無いらしい。 最近患者さんからの問い合わせが多いし、中には「最優先」の証…

報道カメラマンというお仕事

昔、30年ほど前、あるカメラマンから聞いた話。報道の取材現場では場所の取り合いでかなり醜悪な状態になる。 水面下の足は蹴り合い。 カメラのフードは小突き合いでベコベコになる。 彼らの心理としては、他のカメラマンより良い画を撮影することが 生き残…

季節性インフルエンザ・ワクチンが足りない。

http://s03.megalodon.jp/2009-1105-1645-22/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091105-00000720-yom-soci当地でも、ワクチン接種を求めて親子連れが動いている。概して高齢者の反応が鈍いのが気がかりだ。 季節性インフルエンザがさほど脅威ではない20−50代…