西城秀樹さんが亡くなった

西城秀樹さんが亡くなった。 Blue sky blueという、無上にさわやかな曲の歌詞がああいう内容だったのは、大人になって初めて知った。 西城秀樹さんといえば、ザ・ベストテンである。 そのベストテンの久米宏さんがラジオで語っていた。 彼の寸分過たぬ着こな…

ぼくにはとてもできない

厚生労働省が2013年の「医療施設調査・病院報告」の概況を発表しました。 ざっと斜め読みしてみました。 今日、久し振りに赤とんぼを見かけました。 日本医療にも、秋の気配が漂ってまいります。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/13/dl/1-1.p…

生きるべきか死ぬべきか

今の若者は、社会に希望が持て無いという。 死ぬほど苦しんで、生きていることに意味を感じられず、どうしていいか分からない。 20歳台の自殺が年間3000人か。20歳台のべ10年間で3万人。 とすると、自分は、そのうちの4人を知っていることになる。 これはか…

NO MUSIC, NO LIFE

佐久間正英さんと言う方は、頭の片隅に残っていた。テレビも、最近は文字媒体もろくに見ない私が。何しろ神様みたいな人で、彼がプロデュースすれば、何でも売れちゃうみたいな。 そういう、ミダス王みたいな人、という認識だった。 これは失礼な言い方で、…

Marvin Gayeの命日

今日はマーヴィン・ゲイさんの命日。 彼が亡くなって30年目です。 彼に想いをはせるとともに、世界の平和を祈りましょう。 我々が68年間平和を守り続けたことを誇ろうではありませんか。 このことは、誰にも非難されるいわれはないはずですから。 Mother, mo…

コウノドリ

コウノドリという漫画が評判のようで、読んでみました。現時点で3巻まで出ているようです。 ここ10年ほど医療の世界で起きてきたことを知る人なら(まあ、ここに来るような人なら説明は不要ですが) 「あ、あれはあの事件のことを言っているんじゃないか?」…

頑張ってくれて、ありがとう。

私はスキー競技と言うものを知らない。 でも、上村選手の事は知っている。 長野大会の時は高校生だった。えらく可愛い子がいたもんだ、と思った。 その大会では、別の日本選手が金メダルを取った。今回の上村選手の演技は、明らかにそれを凌駕したと感じた。…

俺のどこかに20歳がある

最近ブログの難しさを痛感しています。薄暗い下宿屋「洗濯舟」で、酒を飲みながら議論した頃を思い出します。 誰かを徹底的にやりこめることを旨として、一知半解な言葉に振り回されていたころ年長の「ヌシ」が、本棚から一冊の本を取り出し、 「この本がど…

当直医とCIWS

当直の翌日は、眠い。とても眠い。 私はどちらかというと、寝ないでも平気な方だと思っていた。 でも、夜中に1時間ごとに患者さんがこられたら、翌日はきつい。 当直医とCIWSって似ていると思いません? 当直医は、患者来院から初回治療まで短時間に対応で…

この世の何%?

私には、どうしようもない問題というものが存在します。 ちっぽけな島一つをめぐる国家間のいさかいや、 それが原因で起きる暴動や略奪や 他国で行われている歴史教育や、 悪意に満ちた軍隊が出てくるドラマや映画や そんなものに対して私が出来ることはない…

怒りでなにかを歌ってもむなしいだけ

ここ2-3年の目標 沖縄のロングライド プライベートな時間の充実 息子たちとの交流 猿ものは追わず、狂ものは拒む こんな世界なんて潰れちまえばいい、なんて言わないよ と言える自分

あ、折れちゃった、おれちゃった

松江赤十字病院で救命救急の佐藤部長が6月末で退職されるそうですね。 年間2万人の受診者がいて、たまりかねて時間外選定療養費を設定したが、後の祭りみたい。 下記の様な事を言う人もかーなーり、いるみたいですし。今日、子供の事で救急外来に行ったら42…

いわゆる「幸福な家庭」の脆弱性

類まれなる犯罪者が、獄中で自分で死んでしまった。誠に残念なことだ。色々な取り調べのしようはあっただろうに。彼女自身が自己を如何なる存在と言語化しえたのか、興味は尽きないのだが、その術は彼女自身により永遠に断たれた。 ある意味、彼女は人心操作…

広範発達障害のピアニスト

野田あすかさんという方ですね。 腕にはリスカのあとがいっぱい。 二次障害とか、フラッシュバックとか、 たぶんお父さんの話は氷山の一角。 まるで、幼女が成人してしまったかのような人だ。 番組で、ぼろぼろの状態で「亜麻色の髪の乙女」を弾くのだが 不…

研修医がドラマになりにくい時代

先週酷評したドラマですが、1週で評価してもアンフェアかな、と思い、見てしまいました。 今の若手の先生達が何を考えているのか? たぶんドラマ化という視点からは、本職であるはずの我々にも わかりにくいことでしょう。 自分の若手時代、ある先輩が話して…

医療ドラマ雑感

最近、医療系ドラマの脚本の質がひどすぎる。別に医療系だけじゃないけど。 本当に、つまんない。研修医が主役の話を見たけど、本当に酷い。 本物のボーダー系リスカ患者を見たことあるのかしら。 川でおぼれた息子を救う父の姿を見て、医者を目指す話も、ち…

さすがだね

日本脳炎の予防接種後に、学童がお亡くなりになったという。 深く悲しみ、哀悼の念を表じる。 しかし、接種した医療機関名を報じることに何の意味があろう。 流石、m日新聞、と言わざるを得ない。

クジラがひっかかる日

捕鯨について、興味深い歴史的考察をされている方がいた。http://hypertree.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11 http://hypertree.blog.so-net.ne.jp/2011-02-25金子みすゞまで引用されているのが、興味深い。 さらに、金子みすゞの再発見が意外に最近だというこ…

I can chill

中国でいろいろなことが起きている。 日本は平穏そのものだが、がっかりしている人も多いのだろう。 多くは中国の人たちと仲良くできると思っている日本人たちだ。 彼らは知らない。 中国では、毎日、テレビで日本兵が無抵抗な中国の民衆を殺しているのだよ…

ガンダムについて

息子たちとガンダムを見ている。 二男が、オブライトさんのファンで、オムレツさんという。だが、ここ数話は刺激的すぎる。 セハートもフラムもいなくなった。 セリック隊長も。デレクもジョナサンも。 オブライトさんも、我が家ではオムライスさんと渾名が…

村岡正朗医師の話

マスコミやネットで美談として語られることが多い村岡正朗医師だが、 実態は大変なようだ。http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/report/t138/201105/519695.html http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1338819344389_02/news/20120607…

福原の熱戦

福原対オランダのリー ポイントを先取され、勝負あったかにみえたが、そこから驚異の粘りを見せた。 最後は相手のオーバーでゲームセット。 見ているだけで苦しくなる試合だった。 大事なことは「絶対大丈夫」だと信じること。そこからわずかな光明を見出す…

ひーとつ叩けば僧帽弁はふたつ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120711-00000082-jij-soci時事通信さま、おかしすぎます。 聖路加国際病院(東京都中央区)で行われた三笠宮さま(96)の心臓手術は11日午後、無事終了した。 中略 川副医師によると、手術は午後1時38分に始まり、同4時…

負けるもんか

頑張っていれば、いつか報われる 持ち続けていれば、夢は叶う そんなのは、幻想だたいてい、努力は報われない たいてい、正義は勝てやしない たいてい、夢は叶わない そんなこと、現実の世の中では、よくあることだけれど、それがどうした スタートは、そこ…

認知症について

なぜか、小生は認知症患者とかかわりが多い。 一口に認知症といっても、実に様々なタイプが存在する。 最も強烈な例では、物取られ妄想が昂じて、天井にお札を張り付けた方がいた。 天井にヤマト糊でパッチワークのように貼られたお札。 それを見て、彼は安…

今ふたたび日本のがん治療を問う

がん治療というのは難しい がん登録の重要性を訴える番組を見た。(これが肝) ランキング本の問題点とは、チェリーピックングにつながるだろう。 某女性キャスターは「どこの病院にいけば安心なのか?」と語ったが、 放送で語る言葉としては、ちょっと安直…

新渡戸と内村

新渡戸の番組を見た。 松山事件の発端もジャーナリストである。 信頼を確信し得ぬジャーナリストの前で本心を語るのはやめるべきという当然の帰結である。内村の教えを受けた無教会主義が韓国に残っていると知った。 何がしかの自分の生きた証を後世に残すた…

MSは実現可能か?

運動エネルギーは速度の2乗と質量に比例する。 換言すれば、3倍の速度を発揮する機体は9倍の出力のエンジンなりスラスタを有することになる。 有名な赤い機体も、搭載された核融合エンジンは976KWだったわけで、エンジンそのものは機体各部に設けられたモ…

時間外説明の費用

勤務医時代あまり疑問に感じなかったが、患者家族に、夜間休日時間外にアポイントメントを要求されることがある。 その方が自分としても都合良かったりする。なにしろ、平日日中は外来診療や検査で時間が取れない。むしろ夜間や休日のほうがうれいいのだ。 …

医療崩壊の裏側

ある患者さんと話していて感じたこと。 彼は地域の病院の某専門医にかかっていて、不満を感じている。別にその医者は無気力でもないし、世間一般からみれば十分有能ですらある。努力もするし、高いプライドもある。 でも、患者さんは不満を持つわけだ。 患者…