報道カメラマンというお仕事

昔、30年ほど前、あるカメラマンから聞いた話。

報道の取材現場では場所の取り合いでかなり醜悪な状態になる。
水面下の足は蹴り合い。
カメラのフードは小突き合いでベコベコになる。
彼らの心理としては、他のカメラマンより良い画を撮影することが
生き残っていくのに必要不可欠らしい。

論理も倫理もへったくれも無い状況ですが、未だに現場はそうみたいです。


医者の常識は世間の非常識とよく言われますが、
報道の常識は・・と言い換えても通りそうですね。
少なくとも、小生は護送されていく殺人犯の顔など見たくもありません。
食える食えないの問題はあるのですが、もう少し視聴者のニーズがどこにあるのか冷静に考える必要があると思うのです。

ある事件の、一週間の電波占拠時間が、必ずしも世間一般の興味を反映していないことに気づくべきです。
もっと、頭を使えよと。