季節性インフルエンザ・ワクチンが足りない。

http://s03.megalodon.jp/2009-1105-1645-22/headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091105-00000720-yom-soci

当地でも、ワクチン接種を求めて親子連れが動いている。概して高齢者の反応が鈍いのが気がかりだ。
季節性インフルエンザがさほど脅威ではない20−50代の方がワクチンを消費し尽くし、本当に必要な高齢者や小児に回らない事態が眼に見えている。
本来なら、しっかり対象患者をリストアップし、選別すべきだろうが、そんな大変な作業、どこの医療機関でも難しいだろう。ただでさえ新型インフルエンザで、てんやわんやの状態では。
それに、権利意識の強い世代に正論でお断りを告げるのは、かなりのリスクを伴う。「わざわざ仕事を空けて来たのにどうしてくれる!まだどうせ隠しているんだろう!1本ぐらいどうにかなるだろう!もし重症化したらどうしてくれる!」などと受付で騒がれるのは考え過ぎだろうが、いずれにせよ、対象を選別する医療機関はそう多くないと思う。
一体、公的病院の事務方で問題意識を持って動こうとする人は、どの位存在するだろうか。

こうなることは予想がついたはずなので、接種シーズンの前に、啓発を促すCMを流すなどした方が良かっただろうが、もう遅い。相変わらずマスコミは面白半分に煽るばかりで、ちっとも役には立ちそうも無い。

公平ってどういうことだろう。