2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

少々疲れてきました

相変わらず、患者さんの転院先探しに四苦八苦しています。ケースワーカーもご家族との対応で疲れ気味です。 受け入れ先が、どこも満床で待ち時間が長いですし、患者さんに医療上の不安定要因があると、難色を示されることが多いです。話がほぼまとまりかけて…

DPCの弊害

メタストロンという薬があります。 前立腺がんをはじめとする骨転移の痛みに、すごく効果のある薬です。専門家に言わせると「造骨性の転移には効くが、溶骨性転移にはあまり効かない」らしいのですが、消化器系の骨転移にもそれなりに効果はあります。 とこ…

300を見た

何週遅れの話かわからないのですが、ついに「300」見ました。 いくつか気になる点はありましたが、基本的に原作に忠実な印象でした。ラムダの盾とか、空が暗くなる弓矢とか。 肉体美の応酬。悪く言えば漫画チックなんですが、主役達の言動に日本の戦前教育を…

見放された患者と共に闘う、密着がん難民コーディネーター

家に帰ってビールを飲んでいたら、TVでこんな特集をやっていました。 何でも、医者に見放された(あるいは医者と考えが合わなくて)途方に暮れた患者さんと寄り添って生きる方だそうです。 その方が活動を始めるきっかけになったのは、前立腺がんに線源を埋…

20,000アクセス御礼

こんな辺境ブログにいらしていただき、有り難うございます。 ブログ書いてるくらいだから暇なんだろう、とか、暴走するネット○●などいわれていますが、 リアルの職場や同業者間では、至って穏当派なつもりでいます。忙しくてネットで発信する気力の無い同業…

追記

リンクが切れてました。産經新聞さんが記事を掲載されていましたので、魚拓をとっておきます。 http://s03.megalodon.jp/2009-0124-2130-32/sankei.jp.msn.com/region/kinki/hyogo/090124/hyg0901240236005-n1.htm

腹水盆に返らず

http://www.kobe-np.co.jp/news/jiken/0001645860.shtml腹水抜く手術後、患者死亡 尼崎医療生協病院 まず、この患者様のご冥福をお祈りいたします。さて。 35歳で腹水多量ってどんな状態だ?と思います。アルコール性肝炎ならあり得ます。 何故か女性の肝…

暁のユル

その昔、新谷かおる氏のバイク漫画、ふたり鷹で、副部長にスキンヘッドのユルという人物が出てきた。(トワイライト・ユルだっけ?) その人が並外れた耐久力で、一緒に走っていると夜が明けちゃうので、このあだ名がついた。 名前の由来は、ユル・ブリンナ…

戦いすんで

市立松原病院小児科救急戦線かく闘えり(天漢日乗様) http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/02/3_1844.htmlに記載された戦いは、現場で小児救急を支えた経験のあるものなら、涙無くして読めないだろう。コメント欄も含めて。 その、松原病院…

医療者と被害者意識

あけましておめでとうございます。 平成21年。新年が始まりました。 同じ様に繰り返しながら、少しづつ違った日々との出会いが人生。 ひきつった笑顔で、めげずに前向きに生きていきたいものであります。さて、某超有名ブログで医療システム学分野某教授の…