医療者と被害者意識

あけましておめでとうございます。
平成21年。新年が始まりました。
同じ様に繰り返しながら、少しづつ違った日々との出会いが人生。
ひきつった笑顔で、めげずに前向きに生きていきたいものであります。

さて、某超有名ブログで医療システム学分野某教授のこんなフレーズを目にしました。

>医師は被害者意識を捨てよ
>2つ目のキーワードは、被害者意識。こんなものがあったら絶対新しいものは生まれないし、元気になれない。
>医師も同じ。「私は悪くない。制度が悪い。被害者だ」――だからうまくいかない。
>「私たちは自らこれを変える。だから行政はこうしてくれ」というのが、本来のプロ集団でありネットワークであろう。

うん。単純な話だ。「勤務医の労基法を(建前でもいいから)守ってくれ。ならば、医者としての任務を全うする。」終わり。

勤務医に当事者意識が無いとしたら、いったい誰にあるのでしょう。


その機関のHPを見てみたが、ブログ形式で見解が綴られていまする。興味深い内容です。
ttp://hpij.exblog.jp/9470501/
イギリスのブレア政権下で医療費を年7%増やしながら行われた改革の目標が、
>救急外来の待ち時間が4時間以内
>家庭医受診は48時間以内
>紹介先の病院受診が13週間以内

などなど。目眩がしそうな内容でああります。
恐るべし、英国流。流石、午前10時に一旦外来診療を休止してお茶にする国です。
その英国的改革に、お役人がコメントされています。

>2つめのキーワードは、「投資と統制」です。これは、「飴と鞭」と言い換えてもいいもので(笑)
>ただ医療費を増やすだけでなく、代わりに医療現場と医療従事者にも求めるべきことをしっかり求めた。
>そのやり方が、実にうまかったと思います。

お役人は現場の馬車馬を、更にむち打つことしか考えていないのですね。



私も被害者意識は嫌いです。だって自分がつまんないんだもの。
崩壊の一端で、笑顔で頑張りたいと思います。引き攣っていても、笑顔は笑顔。
今年もどうかよろしくお願いいたします。