現実

福島の処理が遅々として進まない。
各地の原発も再起動不能のようだ。
政府としてはどうあっても原発なしの論議不能という考えなのだろう。
とりあえず各地の原発を止めてみて、実際どうなったか、
その現実を突き付けて現実の対応を問う考えなのだろう。

しかし、方法論は他にもある。
今後30年を見据えたロードマップである。
人口、産業構造、世界情勢を見据え、今後日本がどういう国となり
世界にどう問い掛けていくかという立ち位置の問題だろう。
当然自然エネルギーの活用が主眼となるが、それまでの時間をどう繋いでいくか
という議論をもう少ししてほしいと思う。
個人的には
1)稼働後30年を経過した老朽化原発は即刻稼働停止
2)次いでGE社Mark−1、およびそれの改良型の原発の稼働停止
3)MOX燃料の使用停止
4)高速増殖炉の停止
以上を段階的に表明すれば、かなり反原発派の反応も変わってくると思う。

福島はとりあえず炉心と燃料保存プールの恒久的冷却装置を構築して、
石棺化してほしいと思う。
これ以上の放射性物質のだだ漏れは、日本の滅亡を意味するからである。