バーチャルな世界で語る田舎論

バーチャルな世界というのは、とてもリアルな浮遊感覚を伴う夢であって、驚愕や冷汗を強要するが、痛みを伴わない。
思うに我々はある事象に向けて日々訓練をかさねているのではなかろうかと。

medtoolz先生曰く、
>スーパーに牛乳を買いに行ったり、銀行でお金を下ろしたり。架空の町で日常を過ごして、友達と狩りを楽しんだり、町を歩くパレードを盛り上げたりできたら。

実はそれはとても簡単。僻地ライフは、山スキーはいてウサギと追いかけっこしたり、キノコ狩りにいったり。銀行もしょぼいスーパーもある。祭りともなれば、半端ではない。とても素敵なことばかり…でも若手が来ない。人手不足の結果として、病院から離れることが出来ず、素敵な僻地ライフは台無しになる。世の中うまくいかないものだ。

僻地からたまに首都に出ると、冗談なしでバーチャル体験を味わえる。地下鉄なんてサイバー空間そのもの。数ヶ月で出会った数の数倍の人とものの数分ですれ違って歩くと、もれなく浮遊感覚が味わえる。

でも、ちょっと虚しい。何を食べても物の味がしない。誰と話し合っても、腹の底に収まらない。

やっぱり、田舎がいいや。