気の毒な話

先週、当院の職員の家族がお亡くなりになった。
なんでも、救急車が出払っていて、間に合わなかったらしい。
昨日も、どう考えても軽症の救急患者に苦言申し上げたら、逆切れされていた。

skyteamさんの記事にもある。そろそろ性善説に基づいた救急車の運用は止めるべきだ。生きるか死ぬかの状況で数万円を惜しむ人はいない。頻回に必要と成る疾患は、公的補助とか費用免除の仕掛けを考えるべきだ。
事態は、体制を維持できるかどうかの瀬戸際にある。悠長なことを言っているのは誰だろうか。
救急隊員は雀の涙のお手当。公的病院の当直医は一晩寝ないで2万円。だれが考えても、もう限界。現場の雰囲気は最悪。本来使命感で手を取り合うべきスタッフの間にすきま風が吹く光景は、先般のたらいまわし報道にもみられた。誠に悲しい話である。

直言居士となるべき立場の人間は誰かね。