研修医がドラマになりにくい時代

先週酷評したドラマですが、1週で評価してもアンフェアかな、と思い、見てしまいました。
今の若手の先生達が何を考えているのか?
たぶんドラマ化という視点からは、本職であるはずの我々にも
わかりにくいことでしょう。


自分の若手時代、ある先輩が話してくれました。
「数年後君の手が何をするのか、できるのか、
わくわくしながらたくさん経験をつみなさい。
いい医者になるために、辛い思いをたくさんしなさい」
自分は、それはちょっと嫌な言い方だな、と思ったのですが、
当時は自分の非力さに悩む暇すらなかった気がします。
いきなり実戦に放り込まれて、自分なりの戦い方を見つけろ
みたいな教育だった。


今の若い先生方は自分たちとは違って、患者さんにも
丁寧だし、バランスが取れている気がします。
その反面、モラトリアムの時代が長くなっているのでしょうか?
自分のように、1−2回先輩の後ろで鎖骨下静脈穿刺を見学して、
「じゃ、おまえ、明日からやれよ」ということはないはずです。
幸い、自分は気胸も血胸も経験しませんでしたが。


間違いなく、研修の先生方にも、患者さんたちにとっても、
今の時代のほうがいいに決まっています。
でも、ドラマにはしにくいような気がします。


ラストのぬるさも含め、自分が感じた違和感を書いてみました。
研修だから、ドラマ化もeasyというのは正反対です、ということで。

医療ドラマ雑感

最近、医療系ドラマの脚本の質がひどすぎる。別に医療系だけじゃないけど。
本当に、つまんない。

研修医が主役の話を見たけど、本当に酷い。
本物のボーダー系リスカ患者を見たことあるのかしら。
川でおぼれた息子を救う父の姿を見て、医者を目指す話も、ちょっとねぇ。


山の診療所のはなしだって、もともと大学病院の医者なり登山部OB達が数日の夏休みをやりくりして持ち寄って、夏の数か月をつないでいたって話で、それが難しくなる昨今の事情説明があれかよと。


それなりの時間と資金と人材を費やして作るんだったら、もう少しやり様はある気がする。要は話にリアリティーがなさすぎるんだと思う。


アニメだってそう。
子供向けの消耗品だって、10年ちょっと前は、おっと思うような作品があったものだ。
今はどうだろう。


アニメが輸出産業だと騒いでいる人たちがいるが、現状では韓国や中国の下請けで成り立つ、話の中身もないバカ騒ぎばかり。
そんなめるどーをありがたがってくれるほど、世界は甘くないと思うけど。

正直、SD時代の秀作を再放送で流した方がいいんじゃないの?

クジラがひっかかる日

捕鯨について、興味深い歴史的考察をされている方がいた。

http://hypertree.blog.so-net.ne.jp/2011-02-11
http://hypertree.blog.so-net.ne.jp/2011-02-25

金子みすゞまで引用されているのが、興味深い。
さらに、金子みすゞの再発見が意外に最近だということも驚いた。


確か何かの本で、貧乏学生がクジラで作った板を机代わりにしていた、
という記載を読んだ気がする。
無論、その学生が東大の理1生物学科だった、という落ちなのだが。

今でも、クジラは日本近海の定置網にたまにひっかかっており、
クジラがひっかかった日は祝祭的な雰囲気に包まれる、らしい。

I can chill

中国でいろいろなことが起きている。
日本は平穏そのものだが、がっかりしている人も多いのだろう。
多くは中国の人たちと仲良くできると思っている日本人たちだ。
彼らは知らない。
中国では、毎日、テレビで日本兵が無抵抗な中国の民衆を殺しているのだよ。そういう画像を流し続けている。

あほみたいな話だ。

だが、私はそんなもんだと思う。



Various riots occurred in China.
Nevertheless, Japanese society is very calm.
However, there are so many disappointed people.
They are Japanese, who intended to build a good relationship with Chinese people.
They don't know.
In China, the Japanese army kills innocent Chinese people on television every day.


It's a silly state.
But, I can chill.

だれか、まともな英訳してください・・・

ガンダムについて

息子たちとガンダムを見ている。
二男が、オブライトさんのファンで、オムレツさんという。

だが、ここ数話は刺激的すぎる。
セハートもフラムもいなくなった。
セリック隊長も。デレクもジョナサンも。
オブライトさんも、我が家ではオムライスさんと渾名がついたのに。
全く残念無念。
小学生にこのお話しは少々きつかろうかと。


みなそれぞれ不安を抱えている
だが、与えられた役割を果たし、前に進むしかない

村岡正朗医師の話

マスコミやネットで美談として語られることが多い村岡正朗医師だが、
実態は大変なようだ。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/report/t138/201105/519695.html
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/miyagi/feature/tohoku1338819344389_02/news/20120607-OYT8T00074.htm

51歳で2億の借金かぁ。
働いているのか、借金返しているのかわからん話だなあ。
いくら訪問で稼げるといっても、収益から税金払って、借金返すんだろう。
借金返し終わる頃に引退かよ。老後資金はどうするんだ?
割に合わん話だ。