当直医とCIWS

当直の翌日は、眠い。とても眠い。
私はどちらかというと、寝ないでも平気な方だと思っていた。
でも、夜中に1時間ごとに患者さんがこられたら、翌日はきつい。
当直医とCIWSって似ていると思いません?


当直医は、患者来院から初回治療まで短時間に対応できる即応性と、高い診断精度及び疾患を確実に治療できる高能力が求められます。多発外傷を有する重症患者に対しては、1人の当直医が対処しても、循環動態など十分に維持できなければ、急速に悪化する患者病態がそのまま生命の危機に(=訴訟の可能性に)直結してくる可能性があります。
なんたって、自分の専門分野以外の急患でも、救命できなければ裁判で負けますからね。リンク先の記事って6年前っすよ。3年どころでない!!


で、ほとんどのCIWSって、ほんの数10秒ほどで弾丸切れになります。換言すれば、そういう状況はすでに絶望的といいます。


悲しいかな、日本の現状では、最後の手段である当直医に余りに多くの負担と責任をかぶせすぎています。
偉い人にはそれがわからんのです