あ、折れちゃった、おれちゃった

松江赤十字病院で救命救急の佐藤部長が6月末で退職されるそうですね。
年間2万人の受診者がいて、たまりかねて時間外選定療養費を設定したが、後の祭りみたい。
下記の様な事を言う人もかーなーり、いるみたいですし。

今日、子供の事で救急外来に行ったら4200円支払いになり、申請したら返ってくるか聞いたら、自費なのでこれは返ってきませんと言われました。
幼心に、あめ玉が喉にひっかかり、誰かに足を持って逆さにされた記憶があります。呼吸困難感と恐怖と飴玉が口腔内に落下した時の安堵感と。息が出来るってこんなに素晴らしいんだ。あの時あそこにあの人がいなかったら、そうしてくれなかったら、小生はこの世にいなかったのかも知れません。だ・か・ら
別に救急車を呼ばれた事を非難している訳ではないんですヨ。
昔はそうだったって話。少子化の今とでは話が違いますしナ。多分そういう発想がそもそもなかった。
結局、安心感は金でしか買えないかもしれないし、結構高額かもしれない。
でも、現状ではそれが必要なハードルかもしれない。
解説された方、有難うございます。


小生の勤め先にも「夜中に熱が出て日赤に行ったら、ヨンセンエンも取られた!」と怒り心頭の方がいらっしゃいます。
笑顔で「ごもっともですネー」とだけ答えています。無論、病院の対応が、です。

子供の医療費は昼だろうが夜だろうがタダが当たり前、という意識を皆が持ってしまうと、それを支える人たちの事情を忘れがちになります。悪いことに、患者さま方の要求は青天井かもしれない。「当たり前のことさえしてくれればいいんだ」って言葉の意味の怖さって、分かりますか?

結果、医療体制なんてものは、モチベーションでもっている面も大きいですしね。

大分前にこんなの(小児科無料化で起こること)書いてたんだね。もう5年になるんだ。