殿様商売、終わりの始まり

昨日飲んだ、友人の話。
macbook proが、いきなり画面が乱れて操作不能となった。再起動しても立ち上がらず。カーネルパニックを起こす。あるいは立ち上がった様に見えて画面が乱れ操作不能になる。
ネットで検索したら、リコール対象だったのでサポートに電話。

対応はいたって親切(最初はそう思えたのだが)だったが、とにかく時間がかかる。サービスの対応は「確かにビデオ回路の異常はあるが、カーネルパニックを起こしている場合、交換の対象外である」とのこと。
この時点でかなり対応がおかしくなっていた。最後は、強引に電話を終わらせるような、鼻持ちならない対応だったという。これまで20年間、何百万円アップルにつぎ込んできたのだろう、と彼は嘆く。
ふつう、リコール対象の機種で該当する症状があれば、一応回収して問題の切り分け位するだろう。アップルの対応は、難癖をつけて責任を放りだすものだ、と彼は憤る。



彼の症状は、この方の症状に酷似していますね。確かに交換対象のようです。
ttp://d.hatena.ne.jp/rabbit2go/20100101/1262343347
ttp://support.apple.com/kb/TS2377?viewlocale=ja_JP

彼のお怒りはごもっともで、まあ、お気の毒さまとしか言いようもうないです。アップルが潰れかかった時代を知っている身としては、現在の強気な姿は隔世の感があります。コレを書いている小生の10年前のCRT iMacはOS 10.3で、有難いことにまだ動き続けています。たまにOS 9起動して、昔書いたイラストを流用したり。Windows7は使ったことはないですが、おそらく小生の肌には合わないでしょう。
誠に残念なことに、Mac Draw Proを超える画像系ソフトをAppleは産み出していないのです。ファイルメーカーは別会社になってしまいましたし、もうWindowsソフトと言ってもいいでしょうし。

Appleの製品で苦汁をなめた経験は一方ならずありますが、それでも昔のAppleにはクリエイティブな他には代えがたい魅力がありました。
もしかしたら「本当に必要とされるものを世に送り出す」というApple本来の志は既に失われてしまったのかもしれません。

盛者必衰の理あり。Appleの終わりは、はじまっているのかもしれないです。そうじゃないことを祈りますが。