病院の義務

病院は、例え赤字で、職員に給与が払えず、未払い故業者が納品しない事態でも、診療を継続すべきらしい。
病院が死に体になると「重症の患者さんを放りだしてはならぬ義務がある」と叫ぶ人がいるらしい。
http://gurikenblog.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-828c.html



それはそうと、最近手の空いた時間、事務の人たちとレセプト談義に励んでおります。

公的病院に勤めている時には全く気がつかなかったこと。
例えば、外来で7種以上の内服薬を処方したら10%減額になるとか。
多忙な当時はレセプトを横目で飛ばし読みながらあまりよく考えなかったのですが、実は大問題です。

心筋梗塞後で心不全で糖尿病で高血圧で脂質異常症がある患者さんなら、あっという間に10剤いっちゃいます。それ、主治医のせいですか。医療機関のせいですか。
あのころ、EF20%くらいのあっぷあぷの患者さんを外来で診ていた。レセプトに小さな(減)の字がついていたような気が。
減額で得するのは保険者、患者さん。苦労して損をするのは病院だけ。ま、自分の給料は減らなかったけどさ。



知れば知るほどモチベーションを無くしてしまいます。高度医療ってなんだろう。


おくればせながら、明けましておめでとうございます。もう寝ます。