救急隊を責めるな

新潟中越地震で、土砂崩れの下敷きになった車から(母)児を救出した東京消防庁ハイパーレスキュー隊。度重なる余震のなか、土砂崩れによる2次災害の危険が非常に高い状況だった。有名な男児(母)の救出劇の翌日、最後の不明者たる女児の足が見えた。もう冷たくなっており脈も無かった。この期に至り隊員はほぞを噛んで撤退した。(表向きはそうらしい。でも、もしかしたら、活動を継続したのかもしれない。だとしたら、クレイジーだ。)
レスキューは本来は安全を確保されないなか、このような作業を行うべきではないとされる。理想論では。
どういう時に退避すべきか、明確な基準はない。隊員達は救命胴衣を着用し、崩落が来たらすぐに川に飛び込むよう指示されていた。下流ではネットを張って、流されてきた隊員を救う算段になっていた。長には部下を守る義務がある。

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無闇に彼らの英雄的行為を持ち上げるつもりはない。欧州的な合理的な見地では、蛮勇ともみなされるやもしれぬ。が、しかし。

救急隊を責めるな