医療の効率

http://kurie.at.webry.info/200807/article_35.html

日本の医療は世界的に見て高効率だというエントリ。
これをさらに高効率化するのは、金の卵を産む鶏の腹を割くが如し。

物資不足、熟練工の不足、ガソリンの粗悪化に泣かされ続けた誉エンジンの歴史を再現している感なかりしもあらず。

戦後にハイオクタンガソリンと高品質潤滑油を使用して誉を調査したアメリカ軍は「遅すぎた名エンジン(Nice engine too late)」との評価を与えている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%89_(%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%B3)

尤も、戦後の日本車の小排気量・高出力・低燃費を予言した存在とも言えるのだが。

このエンジン搭載の四式戦の後日談だが、米国で飛行可能な状態で保存されていた機体が日本に返還された後、余りの保存のまずさに、あっという間にスクラップ同然になってしまった。
返還に同意した米国の関係者は、深く後悔したという。

この国が自国の技術に対し、あまりにも低い見識しか有しなかった、ということですな。