内視鏡洗浄あれこれ

ちょっと前から、内視鏡洗浄機が新しくなった。なんでも過酢酸という薬剤を使うらしい。いままで使っていた薬剤はホルマリンの兄弟みたいなやつで、スタッフの皮膚や呼吸器を固定しかねないものだった。もちろん内視鏡医も。

過酢酸の欠点は強烈な酸っぱいにおいだが、機械が密閉しているので大丈夫。
でも、最近届いた機械は、やたら小さいくせに2本がけで、ぎちぎちに内視鏡を押し込む構造。届いた当初は、内視鏡技師も投げ首思案で、どうやってこの空間に2本のスコープを押し込むのかと悩んでいた。最近は上手にやっているが、無理しているのには変わりなく、滅菌不良など起きないか、今ひとつ不安。

最近の一押しは強酸性水で、環境にも優しく、ランニングコストも低いらしい。

オゾン殺菌などもあるらしいが、酸素ボンベをどの程度消費するか、不安なところ。

昔ながらの技術でいければいいのだろうが、肝心なのは下洗いでどの程度有機物を除去しえるかということ。
ここがきちんと押さえられれば、何を使ってもそう心配いらないと思います。