小さな冒険を繰り返す重要性

http://www.jiji.com/jc/zc?k=200802/2008020500280&rel=y&g=soc
広島県の国設恐羅漢スキー場で3日午後から行方不明になっていたスノーボーダーの男性7人が無事下山した。
偶然小屋を見つけられたことなど、幸運が重なった。女子大生2人が雪崩で亡くなる事故があっただけに、よかったと思う。
広島では新雪でも思いっきり湿雪だろうから、登り返しが困難なボードでは、かなり辛い状況だったのだろう。谷間では携帯の電波も届かないだろうし。昔の某スキー映画みたく4級無線免許持ちの奇篤なひとも少なかろうし。

田舎の圧雪してないスキー場で泣きそうになりながら長靴スキー(エッジなんてない)で生還した小学生時代を思うに付け、やばい雪山と安全なゲレンデを行き来しつつ経験を積める場が欲しいと思う。

大日岳の文登研事故以来、学生の指導が消極的になったのは、問題だと思う。文化が継承されないと、とんでもないしっぺ返しを次世代に食らわす。

いつの時代も学生の数%は雪山を目指すおばかさんがいるわけで、積極的なリスクコントロールには何が必要か、真剣に議論されてもいい気がする。もっと一般民衆の目に触れる場所で。