独立時計師たちの小宇宙

オランダ戦は、引き分ければ勝ちと思っていた。
1失点は事実上引き分けに等しいと思う。
川島のパーはグーだった。でも、ミスらしいのはあれだけで、あれを責めるのは酷な気がする。(イングランドのグリーンがアメリカ戦でやったアレなら、ミスと言えると思う。)
日本はできることを最後までやった。それだけで、なんら恥じることもないと思うが。
この善戦をデンマーク戦につなげてほしい。


で、そのあとBSで「独立時計師たちの小宇宙」という番組を偶然見た。何とも微細かつ複雑なすさまじい世界。職人たちの恐るべき集中力。
一度は日本製のクオーツ時計に壊滅的な打撃を受け、復活したスイス時計業界のお話。7年ほど前の番組の再放送だが、丹念な取材に敬意を感じた。
時計師の言葉。仕事が自分の幸せであり、客の幸せでもある。
自分の仕事が自分が存在しなくなっても、生き続ける。
この世でただ一つの自分の存在とか、仕事の喜びとか、家族の絆とか、自分の理想が理解される喜びとか。
今考えなければならないヒントが詰まっていると感じられた。