頑張ってくれて、ありがとう。
私はスキー競技と言うものを知らない。
でも、上村選手の事は知っている。
長野大会の時は高校生だった。えらく可愛い子がいたもんだ、と思った。
その大会では、別の日本選手が金メダルを取った。
今回の上村選手の演技は、明らかにそれを凌駕したと感じた。
あれから16年たったのかと思う。
時の流れを感じます。
で、モーグルです。
決勝に進めるのか?上村選手は6位で決勝進出を決めます。
実はその時勝負は決まっていたのかもしれません。
しかし、しかし、
あの時、スキーなんぞに全く興味も無かった私が
何と言いますか、胸の奥底から、サッカー日本代表が
最初のワールドカップ進出を決めるか決め無いかの
あの興奮を感じたのです。
そして、決勝のあの試合。
カナダの3姉妹。すごかったです。
そして、最後のアメリカの選手が滑った。
彼女も選手として全力を尽くしたと思います。
そして、なんだかバランスを崩した瞬間に、
私はガッツポーズをとっていました。
上村選手の、そう、悲願のメダルを確信したんですよ。
それはあさはかなことでした。
私はモーグルスキーと言う競技を知りません。
でも、上村選手が、目を真っ赤にした上村選手が
あまりにもさわやかなコメントを残したことに
号泣いたしました。
あたかも 星飛雄馬と抱き合った伴忠太のように。
なんということでしょう。
上村選手も銅メダルを一瞬意識したのでしょう
でも、目の前を滑って行ったメダルよりも
なお価値のあるものを彼女は手にしていたのです。
これを泣かずに見よと言えましょうか。
言っておきますが、私はスキーのことが分かりません。
それでもなお。
感謝しています。
頑張ってくれて、ありがとう。